紙のない手紙
「あ~あっと。」







俺は偶然見つけたちいさな公園でひと休みすることにした。









体は疲れていなかったが、街を歩き回るのに少し飽きてきたからだ。









俺はベンチに座り、辺りを何となく見渡した。









砂場、滑り台、鉄棒、そしてジャングルジムがある、どこにでもあるような公園だ。









何人かの子供が砂場で遊んでいる以外、誰もいなかった。
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