琥珀色の誘惑 ―王国編―
強く抱きしめられた瞬間、バスローブが袖から滑り落ちた。
煌々とした灯りの下、全裸で立つのは少し……いや、かなり恥ずかしい。そう思ったときには王子に横抱きにされ、二人はベッドルームに飛び込んだ。
「アバヤの下に素肌を想像して、人前で欲情しそうだ」
舞をベッドに下ろすと、ミシュアル王子はとんでもないことを言い始める。
「そんなことしたら、宗教警察に逮捕されるんじゃない?」
すると王子はニヤリと笑い、
「そのためのトーブだ。どれほど屹立させても、外からは見えぬ。それに……互いに裾を割れば、いつでも行為に勤しめる」
「し、信じられない! 人前ではキスだって出来ないんでしょ!?」
「人など王太子命令ですぐに追い払う。そうすれば、どこでも後宮と同じ扱いだ。前の王太子はそれを悪用し、アッラーの怒りを受けた。私はその権利を妻と愛し合うために使う。アッラーも必ずやお許しになる」
「妻ならアッラーはお怒りにならないの?」
そんな質問をしながら、舞はミシュアル王子のシャツに手を添えた。
煌々とした灯りの下、全裸で立つのは少し……いや、かなり恥ずかしい。そう思ったときには王子に横抱きにされ、二人はベッドルームに飛び込んだ。
「アバヤの下に素肌を想像して、人前で欲情しそうだ」
舞をベッドに下ろすと、ミシュアル王子はとんでもないことを言い始める。
「そんなことしたら、宗教警察に逮捕されるんじゃない?」
すると王子はニヤリと笑い、
「そのためのトーブだ。どれほど屹立させても、外からは見えぬ。それに……互いに裾を割れば、いつでも行為に勤しめる」
「し、信じられない! 人前ではキスだって出来ないんでしょ!?」
「人など王太子命令ですぐに追い払う。そうすれば、どこでも後宮と同じ扱いだ。前の王太子はそれを悪用し、アッラーの怒りを受けた。私はその権利を妻と愛し合うために使う。アッラーも必ずやお許しになる」
「妻ならアッラーはお怒りにならないの?」
そんな質問をしながら、舞はミシュアル王子のシャツに手を添えた。