琥珀色の誘惑 ―王国編―
「うん。でも、日本ではマスコミシャットアウトで、普通に結婚式と披露宴が出来そう、桃子とはその時に会えるから。あ、ドレスも白無垢も着るから、楽しみにしててね」
舞は笑顔で母に言った。
これは舞にとっても楽しみなのだ。クアルンの結婚式は全て準備されるままで、舞には何を希望することも出来なかった。
その代わり、日本で着る衣装はもちろん、生花や飾りつけ、音楽、料理に至るまで、全部に舞の希望を取り入れて貰える。
それもこれも、ミシュアル王子のおかげだ。
ただ会場だけは、警備の問題でクアルン大使館から変更は出来ないという。
でも、大使館の建物はとってもオシャレで芝生も広い。素敵なガーデンウエディングになりそうで、舞に不満はなかった。
女性だけの披露宴会場に、グレート・ハイランド・バグパイプの演奏が流れ……。
舞の前に静々と英国大使夫人が歩み寄り、華やかに時間が過ぎて行くのだった。
舞は笑顔で母に言った。
これは舞にとっても楽しみなのだ。クアルンの結婚式は全て準備されるままで、舞には何を希望することも出来なかった。
その代わり、日本で着る衣装はもちろん、生花や飾りつけ、音楽、料理に至るまで、全部に舞の希望を取り入れて貰える。
それもこれも、ミシュアル王子のおかげだ。
ただ会場だけは、警備の問題でクアルン大使館から変更は出来ないという。
でも、大使館の建物はとってもオシャレで芝生も広い。素敵なガーデンウエディングになりそうで、舞に不満はなかった。
女性だけの披露宴会場に、グレート・ハイランド・バグパイプの演奏が流れ……。
舞の前に静々と英国大使夫人が歩み寄り、華やかに時間が過ぎて行くのだった。