アニサーコンチェルト♪〜30オンナがアニメ好きで何がわるい?! (完)
曲がり角が迫った瞬間…


肩に、なにかが触れたような気配を感じた


「ひ、ひゃぁーーーっ」


と、同時に
正面の何かに私はぶつかった


「おぉっとー」


え? 



ぶつかった拍子に
みごと、私はしりもちをついた


「いったぁぁっーーーーっ」



「おい、まてっ!! おまえっ!」


え? なに?
この声…まさか…


私に向けられた言葉ではなく、
うしろの何かに
ぶつかったこの人はさけんでいた


またしても
声だけでわかってしまう自分が
なんだか悔しい

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