不器用彼氏×不器用彼女
「落ち着いた?」
由菜が暖かいココアをあたしに差し出す。
「ん、ありがと」
あたし達はあの後泣きながら由菜の家に帰って来た。
あそこで泣いてると優真にバレるから。
由菜がいて良かった。
あたし1人だったら耐えられなかったよ。
改めて親友の存在に感謝する。
「今日は泊まっていきなね?」
「え?いいよ!!!!迷惑だし。」
「迷惑なわけないじゃん!1人にできない。
あ、親に電話しときなっ!!!!!」
「うぅぅ・・ゆ゛な゛ぁぁぁ」
「もー、また泣く!ほんと泣き虫なんだからぁ」