ドロップ☆ガール
少女はほわり、と笑い塀の上を小走りし、すぐ横に刺さった円柱に足を掛けた。


足場を上手につたい、ひょい、と登り、黒い鳥と同じ線に足をつけた。


鳥は少女に構う事なく先を急ぐ。


「待って」


少女は鳥の後をぱたぱたと追う。


追いかけながら少女は頬を紅潮させる。


「まるで空の道ね」


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