こちらミクモ探偵事務所4

ご飯と推理と電話


ドアを閉めた瞬間、「あ!ご飯食べなきゃ!」と言う声と共に、閉めたドアが勢いよく開いた。

驚いて振り返る紘哉。

「あ!ヒロくん、食堂で恵一くんが待ってるよ!」

「何でその事を……って、どうせ水晶玉に見えたとか言うんだろ」

「うん!よく分かったね~」

ニコニコと大声で話す紘実。
紘哉は片方の耳を塞ぎ、彼女を連れて食堂へ向かった。

時間は8時半。
思った以上長く、紘実の部屋にいたらしい。

< 213 / 348 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop