こちらミクモ探偵事務所4

そうして、紘哉は寮の食堂で恵一と合流した。
恵一の手にはコンビニの袋。どうやら夕食を買ってきてくれたらしい。

「何か収穫あった?」

目の前の席に座る二人。
紘哉は頷きながら、コンビニの袋の中を漁った。

「詳しく知りたいなら、そこにいる姉貴に直接訊けばいい」

そう言って、彼はカウンターで夕食をもらっている紘実を指差した。
恵一は首を横に振り、彼女の元に行こうとしなかった。

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