こちらミクモ探偵事務所4

「冬沢警部が言ってた。俺が紘哉の友達だって言ったら、親身になって協力してくれた」

「……」

何も返せない。
彼は黙って恵一を見つめた。

「紘哉、お前は一人じゃないんだ。確かに、叔父さんを亡くしたことは大きかったかもしれない。
けどさ、他にもいるじゃん。俺とか、シャラオ達とか、冬沢警部とか」

「……」

「あと、今はいないけど羽兎さんとか。恐らく、彼女が一番お前の事を理解してるよ」

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