こちらミクモ探偵事務所4

救出劇


カチカチと食堂の時計の音が響く。
約束の時間まで後少し。
月は欠けて赤くなってきている。

霞と長電話になってしまい、羽兎を捜索することはできなかった。

「……」

食堂の椅子に座り、ぐったりとしている恵一。
顔に疲労の色が見える。

「……」

一方、紘哉は悠里の書いた詩を見ていた。

今では色々なことが推測できる。

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