こちらミクモ探偵事務所4

黙り込む紘哉。
恵一はため息をつき、彼の顔を見る。

「俺も信じたくなかったぜ?まさか親友が殺人なんてするとはさ」

「俺とお前がいつ親友になったんだよ」

「ヒデェ!!って言うか、よくそこまで余裕あるな!」

「当たり前だ。別に後ろめたいことはしていない」

「マジか」

堂々としている紘哉に、彼は驚きの色を隠せないでいる。
紘哉は眼鏡の奥から鋭い視線をぶつけた。

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