こちらミクモ探偵事務所4

混乱している時ほど隙ができる。
男は恵一の動きを完璧に読んでいる。

「だぁー!!使えねー!!」

恵一は警棒を投げ捨てると、黄色い拳銃を取り出した。
彼の落とした警棒を拾い上げ、驚いた顔で彼を見る紘哉。

「くらえっ!!水鉄砲!!」

相手との距離はゼロに近い。
水鉄砲の水は、男の顔面に直撃した。

水が目に入り、男の体勢が崩れる。
その隙に恵一は男に体当たりをして地面へ倒した。

< 288 / 348 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop