こちらミクモ探偵事務所4

ナイフが飛び、丸腰になる男。
すかさず恵一は、彼に手錠を掛けた。

「バカだろ……」

一部始終を見ていた紘哉は、呆れることしかできなかった。
まさか水鉄砲で撃退するとは思ってもなかった。

「……油断するのは早いぜ?」

後ろから聞こえる声。
紘哉はくるりと振り返る。

そこにはもう一人の男がナイフを持って立っていた。

「……」

無言で警棒を構えて持つ紘哉。

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