こちらミクモ探偵事務所4

「大変ッスね。いきなり殺人罪に問われてますね」

「……うるさい」

「そろそろ年貢の納め時じゃ無いッスか?」

「……」

ニヤニヤしながら言ってくる。
嫌な笑顔だ。

霞は風船ガムを膨らましつつ、白い手袋を手にはめる。
そして、辺りを物色し始めた。

「カスミくーん!何かあっちから……」

借りてきたよ、と言おうとした瞬間、その女性は転んだ。

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