こちらミクモ探偵事務所4

驚く声が複数いる。
次に羽兎の視界に飛び込んで来たのは、霞と焔美だった。

「ホントだ!ワトちゃんが起きてる!」

「大丈夫ッスか?」

霞に尋ねられるも、状況が分からず首をかしげる。
すると、彼は困ったように笑いながら説明を始めた。

「ここは病院ッス。ずっと意識が無かったんスよ。後少し発見が遅かったら、ワトコ確実に死んでましたよ」

「そうですか……」

状況を把握した羽兎は、体を起こそうとした。
それを慌てて霞が支える。

< 334 / 348 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop