こちらミクモ探偵事務所4

紘哉は彼女に軽くチョップをお見舞いし、霞から入館記録を受け取った。
パラパラめくる音が部屋に響く。

「自分の無実は自分自身で証明する。姉貴に期待した俺がバカだった」

「うぅ……」

頭を押さえ、シュンとする紘実。
そんな彼女に羽兎が心配そうに近寄る。

「これか……」

名前を見つけ、手を止める。
霞が入館記録を覗き込む。

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