こちらミクモ探偵事務所4

「その心配はいらない。
……報酬は今すぐ貰う」

「……え?」

思考が停止する。

男はネクタイを緩め、Yシャツの下の肌を晒す。
チラリと見える鎖骨が、彼の色っぽさを醸し出していた。

恥ずかしくなり、そっぽを向く。
すると彼は私の頬を持ち、自分の方へと向けた。

「これが初めてなワケじゃ無いでしょ?」

「う、うん……」

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