【超短】生意気な少年と…【完】
「……やっぱり、バカだね」

「っ……!?」

「でも……。そこも可愛かったりする」

ポンポンと優しく頭をたたかれる。


「オレ、奈央に言いたいことがある。……好き」

「……」

好き……?


理央君の口から、『好き』っていう言葉を聞くとは思わなかった。


「奈央は? どうなの?」

「えっ……。急に言われても……」

顔が熱くなる。


絶対、頬が赤く染まってるよ……!


「ね、奈央……?」

理央君の顔がぐっと近づいてきて、ドキッとした。
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