☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
案の定、険しい顔がさらに険しくなった。
怖っ………
「輝秋………」
「はいはい」
鈍い音が聞こえたかと思うと、お腹に回されていた手がなくなり、解放された。
わたしはその場に座り込んでしまった。
「珠莉!」
「翡翠………」
「大丈夫か?」
「うん………茜は!?」
わたしは大丈夫だけど、茜はさっき突き飛ばされてた。
茜を捜すと…………
あれ?
津田さんに抱きしめられてる。
「大丈夫………?」
「え?あ、はい……大丈夫です」
茜も意味がわからず顔が赤くなってる。
「ごめんね…………
気がつかなくて」
「いえ!いいんです!
それより…………あの………」