☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
「ごめんなさい………」
周りを見渡すとさっきのチャライ男の人達はいなくなっていた。
あれ?
輝秋さんもいない………
「それより……大丈夫か?
何もされてないか?」
「うん!大丈夫」
何もされてないよ。
「ありがとう」
と、言うと翡翠はため息をついた。
なんで?
まぁ、いいや!
「ねぇ、津田さんって、やっぱり茜の事好きなの?」
「あぁ、多分な」
「そっか、そっかぁ♪」
やっぱり両思いだったんだね。
「珠莉………お前、何か忘れてないか?」
へ?何の事?
「パーカー…………脱いだな?」
あ…………
忘れてた………
「でも、わたし自分から脱いでない!
茜に脱がされたの!」
「そんなことは関係ねぇよ。
こっちに来い」
そう言った翡翠に手を握られ、海の方へズルズルと引きずられた。