☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】



そして、翡翠とわたしは海の中へ。




え………
待って待って!


わたし泳げないのに~~~!



まだ死にたくないよ…………



そんなことをわたしが思ってるとは考えてもない翡翠は、どんどん深いところに進んで行く。





「翡翠………待っ…て……足……届かない」




すでにわたしの身長では足が着かない深さのところまで来ていた。



わたしを見て楽しそうに笑った翡翠。





身長の高い翡翠は海面から肩が出ていて、まだまだ余裕そうだ。



わたしはそんな翡翠の首に腕を巻き付けた。



「翡翠のばかぁ………
わたし……泳げないのに………」



「ごめんごめん。
でも……そんなに抱き着いてくれるなんて………幸せだ」





そう言われて思わず腕を解いてしまった。




「きゃあっ!」



「おい!っんの、ばか!」












< 126 / 487 >

この作品をシェア

pagetop