☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
そして、翡翠とわたしは海の中へ。
え………
待って待って!
わたし泳げないのに~~~!
まだ死にたくないよ…………
そんなことをわたしが思ってるとは考えてもない翡翠は、どんどん深いところに進んで行く。
「翡翠………待っ…て……足……届かない」
すでにわたしの身長では足が着かない深さのところまで来ていた。
わたしを見て楽しそうに笑った翡翠。
身長の高い翡翠は海面から肩が出ていて、まだまだ余裕そうだ。
わたしはそんな翡翠の首に腕を巻き付けた。
「翡翠のばかぁ………
わたし……泳げないのに………」
「ごめんごめん。
でも……そんなに抱き着いてくれるなんて………幸せだ」
そう言われて思わず腕を解いてしまった。
「きゃあっ!」
「おい!っんの、ばか!」