☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
手を離した瞬間に海に沈んだわたし。
ほんとにばかだ………
「はぁ……はぁ………大丈夫…か?」
だけど翡翠がすぐに引き上げてくれて助かった。
「はぁ……はぁ……う…ん………
ありが、とう………
死ぬ…かと、思っ………」
「はぁ……ばか………
死ぬとか言うんじゃねぇよ……
もう離すなよ?」
そう言いながら翡翠はわたしの腰をしっかり支えてくれた。
「うん………
翡翠も……離さないでね?」
わたしもまた首に腕を回して抱き着いた。
「珠莉……今度、俺の実家に行くか?」
「翡翠の実家?」
ってことは………
「小百合さん達もいるの!?」
「俺の実家だからな」
「行きたい!
小百合さんに会いたい♪」