☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
「し、聖真さん!?」
翡翠まだ中にいるのに………
「翡翠さんは大丈夫。
二人で行こう」
それは………やばいよ………
「本当は最初からこうするつもだったんだ。
だけど……翡翠さんのガード固すぎて………さっきやっと珠莉ちゃんから離れてくれた」
と、わたしの腕を引いて歩きながら言った。
最初から!?
って………やっぱり翡翠の言う通りにした方がよかったかな。
でも………今日の聖真さんはなんか違う………気がする。
「お願い!珠莉ちゃん!
今日は俺とデートして」
でも………それは…………
―――PRRRRR
その時ちょうどわたしの携帯が鳴った。
「あ、ごめんなさい」
断って携帯を取り出す。