☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
横に向きを変え、右手で翡翠の胸あたりの服を詰まんだ。
「なんだよ、さっきから」
「わた…し………」
「ん?」
優しい微笑みの翡翠。
「翡翠と…………チュー……しッん……」
言い終わる前に塞がれた唇。
「よく出来ました」
軽くキスをするとすぐに離され微笑みながらそう言われ、また唇を塞がれた。
何度も何度も角度を変え、啄むようなキスを繰り返す。
だけど、じれったくて物足りない………
もっと欲しい。
翡翠が………欲しい。
物足りなくてもっと欲しくて、わたしは、翡翠の首に両腕を回し引き寄せた。
翡翠の舌が入ってきて、わたしは舌を絡めた。
初めて自分から舌を絡めた。
「んッぅ………あ……」
翡翠………好き………
唇を離すと銀色の糸が二人を繋いだ。