☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
戸惑い、切なさ、嬉しさ、いろんな感情が混ざって、ごちゃごちゃして…………
そして、告白されて思ったのは、わたしって幸せなんだって………
わたしは翡翠と両思いで…………それってすごく奇跡に近いことなのかなって…………
泣いても泣いても涙は止まらなくて、見かねた翡翠はタクシーを呼びホテルに連れて帰ってくれた。
タクシーに乗ってる間、翡翠はずっと手を握り締めてくれた。
タクシーから下りてからはわたしを横抱きで部屋まで運んでくれた。
たくさんの人に見られたと思うけど、わたしはもう、恥ずかしいとかそんなことは考えられないほどだった。
「珠莉…………」
部屋に入り、わたしを抱いたままソファーに座った翡翠はわたしの名前を静かに呼んだ。
翡翠を見るとすごく苦しそうな顔をしていた。
「俺は………どうすればいい?」