☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
翡翠の実家
次の日。
目を覚まさすと、見慣れた天井といつもと同じベッドで…………
あれ?
わたし、旅行に行ってたよね。
旅行は夢………?
ベッドから下りて立ち上がり歩こうとした。
だけど、力無くその場にペタンと座ってしまった。
あれ?
どうして?
足に力が入らない…………
そういえば………昨日………
昨日のことを思い出して旅行は夢じゃないことを確認した。
だけど、どうやって帰って来たの?………わたし。
というか、動けない…………
ベッドにも、戻れないし……
翡翠は……リビングかな?
ちょっと来てほしい。
カチャリ―――
そう思ったとき、ちょうど寝室の扉が開いた。
「翡翠?」