☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
「学歴とか経歴とかそんなこと関係ないわ。
大事なのはどれだけお互いが信頼してるのか、どれだけお互いを大切にしてるか、愛してるかだと思うの。
翡翠もきっとそう思ってるわよ」
そうだといいけど………
「わたしもみっちゃんも気にしてないわ。
わたし達は珠莉ちゃんのこと本当の娘みたいに思っているの」
小百合さん………
「珠莉ちゃん!?どうしたの!?」
「えっ?あ、ごめんなさい!」
小百合さんがわたしの頬に軽くハンカチを当てて、泣いていることに気がついた。
最近………また、涙腺がゆるいな。
「わたし………本当のお母さんとお父さんに…会ったことないし……もう、会うことは出来ないから………うれしくて……つい。
えへへっごめんなさい」
「珠莉ちゃん………もう、かわいすぎ!!」
そう言われて、車の中で抱き着かれて押し倒された。
「とにかく、もう気にしないでね!
珠莉ちゃんがお嫁に来るの楽しみにしてるんだから♪」