☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】



「学歴とか経歴とかそんなこと関係ないわ。
大事なのはどれだけお互いが信頼してるのか、どれだけお互いを大切にしてるか、愛してるかだと思うの。
翡翠もきっとそう思ってるわよ」




そうだといいけど………





「わたしもみっちゃんも気にしてないわ。
わたし達は珠莉ちゃんのこと本当の娘みたいに思っているの」




小百合さん………




「珠莉ちゃん!?どうしたの!?」



「えっ?あ、ごめんなさい!」





小百合さんがわたしの頬に軽くハンカチを当てて、泣いていることに気がついた。




最近………また、涙腺がゆるいな。




「わたし………本当のお母さんとお父さんに…会ったことないし……もう、会うことは出来ないから………うれしくて……つい。
えへへっごめんなさい」




「珠莉ちゃん………もう、かわいすぎ!!」



そう言われて、車の中で抱き着かれて押し倒された。



「とにかく、もう気にしないでね!
珠莉ちゃんがお嫁に来るの楽しみにしてるんだから♪」













< 172 / 487 >

この作品をシェア

pagetop