☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
「どうでもいいだろ。
早く用件を言えよ」
「冷たいわね〜。
そんな態度だったら、いつか珠莉ちゃんに嫌われちゃうわよ」
「…………」
翡翠は何も言わずに眉間にシワを寄せて小百合さんを見た。
「はいはい、わかりました。
えっと、今度の土曜日パーティーあるからよろしくね〜。
もちろん珠莉ちゃんも♪」
パーティー!?
あのドレス………やっぱり………
「今度の土曜日って………明日じゃねぇか……」
ま、マジですか?
また……あのキラキラの世界に行くなんて……
堪えられるかな、わたし。
「今回のパーティーは絶対に休んじゃだめよ。
杉谷会社の50周年記念のパーティーだから」
「わかったよ………
珠莉はどうする?行くか?」
さっき小百合さんわたしにもって言ったよね。
ちらりと小百合さんを見ると期待の眼差しでこっちを見ていた。