☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
断れるわけない。
ドレスも買って貰ったのに……
「わたしも………行く」
「わかった、無理するなよ」
「うん」
それから、翡翠は使っていたパソコンを閉じ、バックに直しはじめた。
「翡翠、仕事もうおしまい?」
「ああ、珠莉……ちょっと……」
そう言って、わたしを床に立たせて翡翠はパソコンの入ったバックを持ち、立ち上がった。
「これは全部珠莉のか?」
わたしがさっき置いた荷物を指して翡翠は言った。
「あ、うん」
そう言うと翡翠は荷物をいっきに持ち上げた。
「あと、これもね♪」
と、小百合さんは持っていた荷物を翡翠に手渡した。
そんなに持って大丈夫?
「珠莉、付いて来い」
わたしが心配していると、翡翠はドアを開け部屋を出て行った。