☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
すると、翡翠はパーティー会場の入り口の扉を開けて外へ出た。
そして、さらに歩いて人目につかないところまできた。
「翡翠?どうしたの?」
こんなとこにきて………
「珠莉」
翡翠の表情を伺っていると、翡翠はこっちを振り返った。
怒ってる……?
「んん………っ」
そう思った瞬間、翡翠に唇を奪われた。
「ん………あっ」
翡翠………どうしたの?
苦しくなって翡翠の胸を叩くと、やっと離された。
「んっはぁ………翡翠?」
「あの野郎………ムカつく………」
多分、さっきの杉谷社長のことだよね。
「珠莉……あいつの言ったことなんか気にするなよ」
「うん、大丈夫」
わたしはそれよりも、翡翠が…………