☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
多分わたしが今、何も食べれていないことを知ってるみたいだ。
「うん………」
「なら、止めとけ。死ぬぞ」
そうかもしれない………けど、こんな生活するなら、死んだ方がマシ………
「これ、やる」
そう言ってポケットから出し手渡されたのは、少し潰れたコンビニのおにぎり。
「腹、減ってんだろ?」
空腹に勝てなかったわたしはおにぎりをもらった。
「ありがとう………」
「じゃあな」
熊谷は部屋を出て行き、それを見送り変な感情を覚えた。
その感情を気にしながらもわたしは、おにぎりを食べその日は寝た。
それから二日経った日の夜。
また熊谷がやってきた。
スーツを着て煙草をくわえている姿はいつもと変わらない。
だけど…………