☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
「ユリ………すまない」
行為が終わったあと、熊谷はわたしの頬に優しく触れながら謝った。
謝るくらいならどうして…………?
そして、服を着た熊谷はわたしに布団をかけ、部屋を出ていった。
その次の日。
部屋に来た熊谷はいつもの熊谷で。
昨日のは夢?
と思わせるくらい普通だった。
だけど……やっぱり夢ではなかった。
何日かしてからまたあの時みたいな怖い熊谷が来た。
その時も無理矢理足を開かされ行為をした。
何も感じない………ただ、痛いだけの行為だった。
それから、わたしは熊谷の顔色をうかがう日々が続いた。
顔色をうかがってもすることは変わらないけど…………
回数が増える度に熊谷はエスカレートしていった。