☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
「わたしとシませんか?」
「………何を」
「聞かなくても、おわかりになってるでしょう?
翡翠さんは相当我慢なさっているようですし…………わたしがお相手します」
翡翠………
「わたくしと浮気しません?」
「……そうだな」
そう言って翡翠はユカさんに顔を近付け、覆いかぶさった。
キス………した?
したのかはわからない………だけど…………
"そうだな"
その言葉からして…………
わたしは二人を見てられなくて扉を閉めてその場に座った。
翡翠…………
我慢してた?
わたしは辛い………翡翠も辛い………?
お互い触れることもなく、会話するだけの生活。
ほとんど毎日一緒に寝ていたのに、今は寝る時も別。
近くにいてもすごく遠くに感じる。