☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】



わたしは足をバタバタさせて暴れた。



「暴れんな………落とすぞ」




下ろされるのはいいけど、落とされるのは嫌!




落とされたくないから暴れるのはやめた。


そのかわりとはいかないけど、恥ずかしいから顔を隠した。



もう遅いと思うけど。





翡翠が向かったのは多分、翡翠が寝たであろう部屋だった。




布団が敷かれていてわたしはその上に下ろされた。



だけど、次の瞬間、翡翠によって押し倒された。




「翡翠?」



「お前………何やってんだよ……
他の男の部屋なんかに入って……危ねぇだろ。
何かあったらどーすんだよ」



「何かって?」



「こういう事だよ」




そう言われ、身体にキスを落とされた。



「紘汰はそんなことしないもん」



「あいつも男だ。
何考えてんのかわからねぇ………」










< 23 / 487 >

この作品をシェア

pagetop