☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
珠莉は顔をこちらに向け、一瞬だけ目を見開いた。
「うん………ありがとう………」
だけど、すぐに戻り、そう言った。
もう……大丈夫だな。
「わかればいい……」
チュ………
俺は俺を見上げる珠莉に顔を近付け額に唇を当てた。
珠莉は恥ずかしそうに目を反らしたけど、すぐにこっちに視線を戻し何か言いたげな顔をした。
「どうした?」
珠莉の言いたい事は分かるけど、やっぱりここは言ってもらわないとな。
「………〜〜〜ったい」
「なんだ?」
「もっと………ちゅーしたい」
よく出来ました。
俺は珠莉の唇にキスを落とした。
久しぶりだな。
何回も何回も繰り返し、キスをした。
「………んっ……」
久しぶりに聞く珠莉の甘い声。
なんか……やべぇ………
「……ひ、すい………」