☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
「紘汰はそんな子じゃないよ」
「今日は知ってるところで知ってるやつだったからまだよかったんだ。
だけど、次からは気をつけろよ。
トイレに行く時も誰か起こして一緒に行け」
なんか………わたしって子どもみたい。
「わかったか?」
「わかった」
あとが怖いから頷いておこう。
「何もされてないか?」
身体を起こされて抱きしめられた。
わたしの好きな匂いだ。
やっぱりこの匂いが一番落ち着く。
「うん。大丈夫だよ」
身体を離してそう言うと、翡翠は安心した顔になった。
心配してくれたのかな………
翡翠はいつもわたしのことばっかり考えてくれてる。
「それならいい」
軽く唇にキスを落とされた。
「朝ごはん食べるぞ」