☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
わたしが会社に行ったのがお昼過ぎだから………
12時間くらい寝てることになる。
さすがに寝過ぎでしょ………
「最近眠れてなかったんだろ?
そんくらい寝てもおかしくない」
「そうかな………」
「ゆっくり休め」
翡翠はわたしの頭を撫でてくれた。
これも……久しぶり……
「ねぇ……翡翠」
「どうした?」
「いつでもいいんだけど………話したいことがあるの」
ずっと話したいと思ってたけど、体質のせいでできなかった。
でも、今なら…………
「話したいこと?」
「うん……ちょっと……昔のこと」
「昔……?」
呟いた翡翠の顔を見ると微かに歪ませた気がした。
「翡翠?」