☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
わたしを抱きしめながら寝ている翡翠は、まだ夢の中だ。
最近は翡翠も寝れてなかったみたいだから………
今日は休みって言ってたから、まだ起こさない方がいいよね。
翡翠を起こさないように、そろりと翡翠の腕の中から出た。
翡翠か小百合さんが着替えさせてくれただろうパジャマを脱ぎ、部屋着に着替えた。
それから、リビングに向かい扉を開け中に入ろうとすると誰かとぶつかった。
「あっ……ごめんなさい」
ぶつかった人物を確かめようと前を見ると、固い胸板があった。
さらに上を見ると、一瞬、翡翠に見えたけど、翡翠ではない。
そう。
わたしがぶつかったのは、翠さんこと、みっちゃんだった。
「みっちゃん!ごめんなさい」
朝っぱらからぶつかっちゃったよ〜……