☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
「珠莉ちゃん!?」
みっちゃんは何に驚いたのか、目を見開いていた。
挨拶してないから?
「あの、おはようございます」
わたしはペこりと頭を下げた。
「あ、おはよう。
…………じゃなくて、本当に治ったんだ」
そう言ったみっちゃんは、本当に安心した顔をした。
「よかった………
もう、珠莉ちゃんと話すことが出来なくなるかと思ったよ」
みっちゃんも心配してくれてた。
ただの息子の彼女っていうだけなのに………
「ありがとうございます………
もう、この通り!大丈夫ですよ」
わたしは力こぶを作ってみっちゃんに見せた。
「そっか……安心したよ」
そう言うとみっちゃんはわたしの頭を撫でた。
翡翠とおんなじだ………