☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】



「二人とも朝ごはん食べてきたら?
小百合が待ってるよ」




固まって動かなくなったわたし達に、見かねたみっちゃんが言った。




「珠莉、食べるか?」



「うん。お腹すいた」





すると、翡翠はわたしの右手を握りしめ、歩き始めた。




翡翠はいつもと変わらない素振りを見せていた。






だけど、その時わたしの心には小さなしこりが出来ていた。












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