☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
「分かった。聞く」
翡翠はまっすぐわたしを見た。
翡翠も多分聞きたくないと思う。だけど、決めたんだ。
翡翠なら、大丈夫。
わたしはベッドに座り直し、翡翠向き合った。
「翡翠はわたしが昔何をしてたのか知ってるでしょ?」
「ああ……」
「一番最初にあの仕事をするようになった時、管理してたヤクザの人が熊谷だったの。
最初は優しくて、安心して………信頼してた」
わたしは翡翠目を合わさず話した。
「逃げ出した時も怒らないで、外に出れないわたしのためにご飯持ってきてくれた。
だけど………」
だけど………
「ある日から熊谷はいきなり変わった…………」
わたしは翡翠に全部話した。
熊谷に無理矢理されたこと。暴力もされたこと。
それと………