☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
翡翠と二人でホールに行くとみんなもう朝ごはんを食べはじめていた。
「珠莉ー、おはよう」
「おはよう、茜」
茜も朝ごはんを食べていた。
わたしはご飯を持ってきて茜の隣に席に着いた。
翡翠はわたしの隣に。
「朝いないからびっくりしたよ」
「ごめん………」
「で、どこに行ってたの?」
「目が覚めたら、紘汰の部屋で寝てた」
「はぁ?!」
茜は翡翠の顔をチラチラと確かめてる。
「それは………社長も紘汰も気の毒ね」
そこまで言わなくても………
「その話はもうするな」
「はいはい。
社長も大変ですね〜」
チッ……とまた舌打ちをする翡翠。
「そういえば、お母さんが朝ごはん食べた後、部屋に来てだって」
「茜も?」
「ううん、珠莉と社長だけだって」