☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
わたしはそう思う。
だけど翡翠は、どう思っているのかわからない。
今は後ろにいるから、顔を見る事が出来ない。
「珠莉がそう思ってんなら………それでいい………」
ちょっと間があいてから、帰ってきた返事は、いつもより少し低い声だった。
翡翠…………
「………ひ、「もう、服を着ろ」」
え………?
わたしが驚いている隙に、翡翠はわたしに服を着せた。
「話してくれてありがとう」
すると翡翠は、わたしの瞼にキスをした。
「もう、寝よう」
そう言って、服に袖を通したわたしを抱きしめ、ベッドに横になる翡翠。
わたしもつられてベッドの横になった。
「うん………」
わたしは仕方なく返事をした。