☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
わたしの意志
好きだからこそ
―――――
目を覚ますと全く知らない場所にいた。
ここ、どこ………?
ふかふかのベッドに広い部屋。
翡翠の家と似てるけど………違う。
――――コンコン
ノックがあって入って来た人物を見ると知らない女の人だった。
「目……覚めた?」
「あ、はい………あの…………」
ここは………どこですか?
「ふふっ、ここはわたしの家よ。
あなたあの雨の中、道に倒れてたんだもの……夫と二人で運んだのよ」
わたしあの後………倒れたんだ。
「あ、あの!……ありがとう……ございます」
なんて……優しい人達何だろう…………
なのに………わたしは………迷惑かけてばっかり…………
「それにしても、ずいぶん寝たわね。
今、もう夕方よ?」
え…………?
うそ?!