☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】



次の日。

いい匂いで目が覚めた。


律子さんが作っていた朝ごはんの匂いだった。



リビングの隣にある和室に寝ていたわたしは、起き上がって、律子さんの手伝いをした。





そこで、帰ることを伝えると、




「ちゃんと決めれたみたいね」



と言って微笑んだ。



その時、律子さんはわたしが落ち着いて考えられる場所を与えてくれたんだ、とわかった。




律子さん………




律子さんに出会えて、本当によかった。



多分、会ってなかったら、未だに翡翠のことで悩んでいたかも…………



それから、また3人でご飯を食べ、今日は平日なので、彰彦さんは会社へ行った。



気をつけて帰ってねって、わたしに言って。


わたしはお礼を言って、律子さんと一緒に会社に行く彰彦さんを見送った。





「さて、わたしも準備するか!」



「どこかに行かれるんですか?」











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