☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
「ちょっと妹の家に行こうと思ってね」
気になって聞いてみると、答えてくれた。
「一緒に行く?」
いやいや、さすがにそこまで…………
「さすがに妹さんの家まで、お邪魔するわけにはいきません」
「あらそう?残念」
残念って………
「珠莉ちゃんの服、まだ乾いてなかったから………もう少し待ってて。
帰るのは、それからでもいいから」
どうやら、昨日わたしが着ていた服は、洗濯して、干してくれてたみたいだった。
「わたし、急いでるからもう行くね。
鍵はリビングに置いてあるから、ポストに入れておいて」
リビングにいたわたしは準備を終えた律子に声をかけられた。
え?!
もう行くんですか?
「あ、あの!
ありがとうございました」
「いいわよ、そんなことしなくても………
彼氏と仲良くね。
また何かあったら、いつでもおいで」
そう言い残して、律子さんは出て行った。