☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】



昨夜――――



あの子が目を覚まして、無理矢理泊まらせようと話していた時、珠莉ちゃんの携帯に着信があった。




着信―――"黒崎翡翠"―――




なんでこの子の携帯に黒崎翡翠が?!




この子一体何者?




わたしは面白そうだったから、部屋から出て電話に出た。





『珠莉?!
お前一体何処にいるんだよ?!』



電話に出るなり、物凄い怒鳴り声を浴びせられた。




この電話………本当に黒崎翡翠なの?!




『おい!珠莉?!』



「もしもし?
黒崎ホールディングズの社長さん?」




わたしは疑いながらも、電話の相手にそう聞いた。

すると、さっきまで怒鳴っていたけど、静かになった。




『お前………誰だ?』



物凄く低くて、怒っているのが伝わってくる。











< 271 / 487 >

この作品をシェア

pagetop