☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
なんで…………?
「そしたらあなたも心変わりするかもしれないでしょ?(熊谷もいるし……)」
心変わりって………翡翠のこと好きじゃなくなるってこと………?
そんなこと………絶対にないもん!
「わかりました。
でも、絶対に翡翠のことが好きっていう気持ちは変わりませんから」
売られたケンカは買わなくちゃ。
「じゃあ、部屋に案内するわ。
ついて来て」
わたしは言われるがまま、ユカさんについて行った。
連れていかれたのは、2階の一番奥の部屋だった。
広くもなく、狭くもないちょうどいい広さでベッドとテレビ、クローゼットが置いてあった。
「これからここで過ごして。服はクローゼットの中にあるから勝手に使って。お風呂もね。
熊谷を付かせるから何かあったら、熊谷を呼んで」
そう言って、ユカさんは部屋を出て行った。