☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
「いただきます」
わたしは手を合わせて挨拶をしてから、ご飯を食べ始めた。
今日もおいしい♪
ここの料理はすごくおいしい。
ちゃんとバランスも考えられている。
ユカさんって意外と優しい人。
こんなおいしい料理を与えてくれるなんて。
「ごちそうさまでした」
と言ってわたしはまた、ベッドに戻った。
すると、熊谷が立ち上がって、夕食の食器を持って行こうとする。
「また………残したのか?」
「うん…………」
ここのところわたしはずっとご飯を残している。
いつもだったらこのくらいぺろっと食べ終わるのに。
しかも、最近体がダルい。
風邪かもしれない。
カチャリ……と食器を置いた音が聞こえてきたと思えば熊谷がこっちに近づいてきた。