☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】
そう……だったんだ………
「ありがとう……お母さん……」
そういうと、お母さんの瞳はうるうるし始めた。
「今まで黙っててごめんなさい。
この事を話したら、もう"お母さん"って呼んでくれないんじゃないかと思って………」
そんなことないよ。
たしかに一時はなんでこの人がお母さんなのって思った事もあった。
だけど、今は感謝してる。
わたしを育ててくれたんだもん。
「お母さんはお母さんだよ。
これからもよろしくね」
「珠莉ちゃん………
わたし、あなたが居なくなって初めて気づいたの。
子ども達の事何も考えてなかった……理解しようともしてなかったって………
今、わたしも子ども達も楽しい生活が出来ているのは、珠莉ちゃんのおかげよ………」
お母さんは泣いてしまった。
お母さん………